ゆるやかに流れる水辺の景観が、オランダのアムステルダム、イギリスのコッツウォルズなど、欧州の風景を彷彿させる千ヶ滝湯川用水温水路。軽井沢町追分にある、御代田町との境界近くのこの温水路は、日本で初めて作られた、水温を上昇させる水利施設として知られています。源流は軽井沢の白糸の滝で、温水路を出た用水は、御代田町に入って分流し小諸市の御影新田、佐久市の千禄湖へ流れ着きます。「御影用水」と呼ばれ、温水路を通る下ゼキ以外にも、千ヶ滝を源とする上ゼキがあり、2本が御代田町で合流します。余談ですが、軽井沢のセゾン現代美術館の中を流れているのは御影用水の上ゼキです「御影用水」の歴史は古く、完成は今から約370年前の1653年。雨の少ない御影新田村(現小諸市)に水を供給するため、村の開発を任された元武士の柏木小右衛門が開削しました。稲の生育に適した温度は18~19℃とされていますが、高地を源流とするこの用水は12~14℃。そのまま水を田んぼに入れると、低温障害により稲の生育が阻害されてしまうため、水温を上げる必要がありました。江戸時代から昭和前半までは、傾斜を利用してくねくねと流れを蛇行させることで、日射時間を多くし水を温めていました。1957年に、長野県による用水路全体の改修が行われ、現在の温水路もその一環で71年に整備されました。その延長は約934mで、幅20m、水深23cm、水の流れは分速50cmとゆるやか。太陽光の熱の力により、この区間で水温を約1.5℃上昇させ、下流へと水を供給します。用水は軽井沢や御代田を流れていますが、水利権・管理権をもつのは小諸市(御影用水土地改良区)。御影用水は今なお、農業用水として使われ、488ha(約5km四方)の水田を潤しています。温水路の近辺には、ホテルやカフェ、パン店などが点在しています。以前、当ホームページで紹介した家具のショールーム「SOLID Villa KARUIZAWA」もすぐ近く。温水路周辺で土地や戸建て住宅を探している方も、ZEORESORT軽井沢までお気軽にお問い合わせください。