イギリスをお手本に軽井沢にはブループラークという歴史を大切にする制度があります。ブループラークはイギリスで150年以上前に始まりました。歴史的な出来事があった建物や、著名人とかかわった家などに銘板を設置して、その建物やまつわる歴史を継承していく取り組みです。100件の銘板が町内に 軽井沢のブループラークは2017年にスタート。軽井沢には歴史的建造物や、作家や文化人らにまつわる別荘が数多くあります。しかし、世代交代や所有者が変わる中で、壊され足り、姿を消してしまった建造物も少なくありません。 歴史的・文化的価値のある資産を次の世代へと受け継ぐためにも、軽井沢町がイギリスの例に倣って事業として行いました。今では100件ほどが認定され、銘板が掲げられています。 一般に公開されている歴史的建造物の一部を2回にわたってご紹介します。ショーハウス軽井沢を見出したカナダ人宣教師A.C.ショーが、1888年に旧軽井沢の大塚山に建てた別荘を復元したもの。軽井沢の別荘第一号。旧軽井沢ハウス(旧松方家別荘)1927年建築。80年代には作家の森瑤子がこの別荘に暮らし、ここで執筆活動を行っていました。現在はカフェとして利用されています。八田別荘1893年に海軍大佐の八田裕二郎が建てた別荘。日本人が最初に建てた別荘でもあります。現在は軽井沢町が所有しています。室生犀星旧居作家・室生犀星が建てた純日本風の別荘。1931年の建築。犀星は30年間、毎夏をこの別荘で過ごしました。現在は室生犀星記念館として公開されています。旧近衛文麿別荘(市村記念館)1918年、あめりか屋建築によって建てられた別荘。1926年に近衛文麿が購入し、1933年まで別荘として利用されました。